のぼりのチチとは？役割や取り付け位置の決め方を紹介！
オリジナルのぼりの作成を考えている方はぜひ参考に。

 

NOBORI the Shop店長の清水です。

今日はオリジナルのぼりについてお話していこうと思います。
のぼりを設置する際によく耳にする「チチ」という言葉をご存じでしょうか。

のぼりを作成する際にはチチ付きののぼりか、袋縫い加工ののぼりかどちらかを選択しなければなりません。

チチの役割を知っておくと、どちらののぼりがよいか理解できるでしょう。
そこで今回は、のぼりのチチの概要や取り付け位置の決め方について解説します。

のぼりを作成しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

 

のぼりのチチって何？

 

のぼりを作成する際に、必ずのぼりの「チチ」という単語が出てきます。のぼりのチチが何かを知ることで、どういったのぼりを作るべきかがわかります。のぼりのチチの概要や語源について解説します。

 

 

ポールに固定するための輪状の布のこと

 

のぼりのチチとは、ポールに固定するための輪状の布のことです。チチをポールに固定させることで、のぼりを設置できます。のぼりのチチは左右どちらかに付いているため、オーダーする際に左用か右用かを選択するのが一般的です。
しかし、すべてののぼりにチチが付いているとは限りません。チチが付いていないのぼりも存在するため、それぞれの特徴を理解して選ぶのが望ましいです。

 

 

チチの語源

 

のぼりのチチの語源は、いくつか諸説あります。一つ目の語源の由来は、チチが犬の乳に似ているという説があります。二つ目の語源の由来は、乳付旗（ちつきばた）という軍機です。乳付旗のチチにあたる部分が、乳（ち）や乳布（ちぎれ）と呼ばれていたため、現在でも使用されている説があります。

 

 

 

のぼりのチチの取り付け位置は右？左？

 

のぼりのチチは、左付けと右付けのどちらか選べます。多くの場合、左付けのチチを選ぶ方が多いです。日本の道路は左側通行であり、のぼりのチチが左に付いていると視界に見えやすいからです。
しかし、のぼりのチチは表面が見えるように設置しなければなりません。場所によっては右付けのチチのほうが見やすい場合があるため、状況に応じて選択するのが望ましいです。また、神社や階段が多い場所では左右にのぼりを設置することがあります。左右にのぼりを設置したい場合は、右付けと左付けのチチを選ぶとバランスよく設置できます。

 

 

 

のぼりのチチの個数

 

のぼりのチチの個数は、のぼりの大きさにより異なります。一般的なのぼりの場合、通常のサイズ（幅60cm × 高さ180cm）で左の辺のチチが5つ、上の辺のチチが3つです。チチの数を増やすことで丈夫さが増すため、風が強い地域はチチの数を増やしましょう。

 

 

 

のぼりのチチの色は？

 

のぼりで使用されるチチの色は、基本的に白色です。白いチチを使用することで、のぼりに視線を集中させられます。黒色のチチでのぼりを作成する業者も存在し、黒色のチチを使用するとインパクトのある印象を与えられます。
しかし、黒色のチチでのぼりを作成すると費用が高くなるケースが多いです。清潔感の面でも白色のほうが人気はあり、のぼりのバランスを考えて黒か白かを選びましょう。黒のチチで作成すると、300円前後プラスで費用がかかります。

 

 

 

チチ加工の他に、袋縫い加工もある！

 

のぼりを作成する方法は、チチ以外に袋縫い加工という方法があります。通常はチチを取り付けてポールに固定しますが、袋縫い加工はチチがありません。チチがない代わりに、のぼりの布部分を筒状に縫って加工し、筒状の部分をポールに通して固定します。
袋縫い加工は左・上辺加工や右・上加工など、いくつか種類があります。袋縫い加工はチチ加工よりも費用が高く、500円以上はプラスでかかると考えましょう。

 

 

 

チチ加工と袋縫い加工どちらがおすすめ？

 

チチ加工と袋縫い加工は、それぞれメリット・デメリットがあります。チチ加工のメリットは、費用が安い点です。袋縫い加工は作成の手間がかかるため、費用が高いです。また、チチ加工はシンプルなため、のぼりとあわせやすい特徴があります。
袋縫い加工のメリットは、風の影響を受けにくいことです。筒状の布をポール全体に通すため、チチよりも安定性が高いです。また、チチの場合は個数だけポールに通す必要がありますが、袋縫い加工だと一度の作業でポールに通せます。何度もポールから外す場合は、袋縫い加工のほうが楽に感じるでしょう。
のぼりをたくさん購入する場合は、チチ加工がおすすめです。のぼりは耐用年数があるため、何度も購入すると費用が高くなります。複数設置したりローテーションしたりする場合は、チチ加工ののぼりを複数購入することをおすすめします。

 

 

 

まとめ

 

今回は、のぼりのチチの概要や取り付け位置について解説しました。チチの取り付ける位置は、のぼりの大きさにより異なります。通常サイズののぼりの場合は、左辺に5つ上辺に3つ取り付けられています。少しインパクトを残したい場合は、袋縫い加工ののぼりのほうがおすすめです。のぼりの種類を考えて作成を検討しましょう。