のぼりの文字の決め方は? 見やすいフォントやおすすめの配色!
のぼりの文字の決め方は?
見やすいフォントやおすすめの配色!
のぼりで販売促進を考えている方はぜひ参考に。
NOBORI the Shop店長の清水です。
のぼりを作成する際に、文字をどのようにするかで印象は大きく変わります。文字のフォントや大きさ、配色などを意識してのぼりを作成しないとかっこいいデザインに仕上がりません。
そこで今回は、のぼりの文字の決め方やおすすめの配色について解説します。書体などの選び方も解説するため、文字の決め方で悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
のぼりの文字サイズの決め方
のぼりの文字サイズは、のぼりをどのくらいのサイズにするかにより異なります。また、のぼりの文字数により文字サイズも考えなければならないため、どのようなメッセージを伝えたいかをまず決めましょう。ここでは、どのように文字サイズを決めるかを解説します。
イベント内容が一目で分かるサイズにする
文字サイズは、メッセージが一目でわかるサイズにする必要があります。遠くからでも文字を認識できないと、視認性が下がりメッセージが伝わりません。のぼりを見てもらえなければ店舗の魅力が伝わらないため、一目でわかるサイズを意識しましょう。
一目でわかる文字サイズは、どの距離からのぼりを見るかにより決定します。ざっくりとした例ですが、2m離れている場合は50mm、5m離れている場合は100mm、10m離れている場合は200mm、20m離れている場合は500mmといったように文字サイズを設定してください。距離が遠い場合は、のぼりのサイズも大きいもので作成しなければなりません。
また、一目でわかるようにするには文字の色も重要です。いくら視認性の高いフォントやサイズにしても、文字の色が背景色とマッチしていなければ、のぼりの魅力は下がります。伝えたい内容を考えることも重要ですが、色とサイズを意識して選びましょう。
伝えたい内容がセールなどの場合は、シンプルに「セール!!」と記載してもよいでしょう。遠くからでも見えることが重要であり、あまり文字を詰めすぎると何を伝えたいのかわからなくなります。
トータルバランスを考える
のぼり全体のトータルバランスを考えることも重要です。適切な文字の大きさでも、写真が小さい場合はのぼりのバランスが崩れます。視認する距離に応じて、文字や写真の適切な大きさを意識する必要があります。
トータルバランスを考える際は、文字を縦書きにするか横書きにするかも考えなければなりません。たとえば、外国人観光客をターゲットとするのぼりの場合、英語表記でのぼりを作成することが多いです。英語表記は横書きのほうが読みやすいため、文字サイズとのぼりのバランスを意識する必要があります。横文字ののぼりを作成する場合は、少し大きめののぼりを選択すると作成しやすいでしょう。
全体のバランスを考える際は、写真をうまく取り入れるとまとまりがよくなります。文字だけののぼりよりも、写真のあるのぼりのほうが魅力的に見えます。シンプルな写真やイラストを取り入れ、相手に伝わりやすいのぼりを作成しましょう。
また、フォントの種類を意識してのぼりを作成することも重要です。フォントを変えるだけで、のぼりの印象は大きく変わります。どのような印象を与えたいかでフォントを変えましょう。
のぼりにおすすめのフォントは?
のぼりのフォントは、どのようなイメージを与えたいかを意識して作成する必要があります。業種や季節、設置場所、雰囲気などの全体のバランスを考えてフォントを決めましょう。かっこいいフォントにしたい場合は角ばったフォント、落ち着いた印象を与えたい場合は丸みの帯びたフォントを選んでください。
文字のフォントはたくさんあるため、どのフォントにすべきか迷われるかもしれません。ここでは、のぼり作成でよく使用されるフォントをいくつか紹介します。
筆文字・楷書体
のぼりの文字フォントでよく使用されるのは、筆文字や楷書体です。筆文字は太くてくっきりした文字であるため、居酒屋や提灯などによく使用されます。
楷書体のフォントは、かっこいい印象があり高級飲食店などで使用されます。老舗のお店や和風のお店などにも使用されることがあり、敷居の高いのぼりを作成する際におすすめです。
ほかに人気のあるフォントは、丸ゴシック体などです。丸ゴシック体は柔らかい印象を与えるため、果物などを販売するお店でよく利用されます。親しみやすさを演出したい場合は、丸ゴシック体で作成しましょう。
明朝体
明朝体は、はらいや止めがしっかり書かれている書体です。明朝体は、品のあるサービスを提供したい場合に使用しましょう。美容院やエステなどで使用されることが多いです。しかし、明朝体は横線が弱いため、雨の日には見えにくくなるデメリットがあります。
ゴシック体
ゴシック体は横と縦の線の太さが変わらないため、雨や風の強い日でも見えやすい特徴があります。文字にある程度の太さがあるため、劣化しても視認性が落ちないメリットがあります。
のぼりの文字配色はどうする?
のぼりの文字配色は、文字フォントと同じくらい重要です。文字の大きさやフォントがよくても、文字配色を間違えるとのぼりの魅力は大きく下がります。ここでは、文字配色をどのようにすべきかを解説します。
イベントのイメージにあった配色にする
展開したいサービスにあった配色を意識しましょう。たとえば、アイスコーヒーやパンを販売するお店ののぼりを作成する場合は、ブラウンがおすすめです。意識するのは文字の色だけでなく、のぼりの背景の配色も考えなければなりません。アイスコーヒーののぼりの場合は、背景色がブルーで文字色がブラウンのことが多いです。ブラウン×ブルーの色だけで、アイスコーヒーののぼりと認識してもらえます。
また、季節にあった配色も意識しましょう。秋ののぼりは黄色やオレンジ、夏ののぼりは青色、春ののぼりはピンク色など季節によっても適する配色は異なります。暑さや寒さ、雨が降るなど、天候によりのぼりの色を変えることで消費者の心をつかめます。
人の目を引き付ける色合いがおすすめ
人の目をひきつける色合いを意識すると、のぼりの注目度が高くなります。一般的に赤色や黄色は人間の目に飛び込みやすい色です。このように目に飛び込みやすい色のことを誘目性といいますが、誘目性を意識して文字色を決めましょう。
しかし、誘目性だけを意識するのではなく、視認性もあわせて配色を考えなければなりません。赤色や黄色は誘目性の高い色ですが、背景色と文字色の両方とも誘目性にすると逆に見えづらくなります。
文字と背景色を考える際は、補色との組み合わせを考えましょう。補色との組み合わせを考える場合は、メインの色と反対の色を選んでください。黄色のようなインパクトのある色を選ぶ場合は、青色などのすっきりした色を選ぶと全体のまとまりがよくなります。
のぼりの文字色と背景色で、与える印象は大きく異なります。どのような印象を与えたいかをまずは考えて、のぼりの文字色の組み合わせを選びましょう。
まとめ
今回は、のぼりの文字の決め方や見えやすいフォントについて解説しました。のぼりのサイズに応じて、文字サイズを決める必要がありますが、歩行者が遠い場合は、大きめの文字でのぼりを作成しましょう。フォントにはたくさんの種類があるため、どれが適切かを確認してイメージにあうフォントを選んでください。