のぼりは設置許可が必要?道路に設置する場合の許可について解説!
のぼりは設置許可が必要?
道路に設置する場合の許可について解説!
ポイントをおさえて集客に繋げましょう!
NOBORI the Shop店長の清水です。
のぼりを道路に設置する場合の許可について解説していこうと思います。
のぼりの効果を最大限に発揮するには、設置場所を意識する必要があります。しかし、のぼりはどのような場所でも設置できるのではなく、場所により道路使用許可を必要とする場所もあります。
許可が必要な場所で道路使用許可を得ずに設置しないためにも、のぼりを設置しようと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
のぼりの設置には許可が必要!
のぼりを屋外に設置する場合は、基本的には道路使用許可が必要です。しかし、すべての場合で道路使用許可を得る必要はなく、のぼりを設置する場所により異なります。どのような場所にのぼりを設置する際に、道路使用許可が必要かを確認しましょう。
道路へ広告物を設置することは禁止
道路へ広告物を設置することは基本的には禁止されており、この法律は道路交通法により定められています。道路に設置すると歩行者や車の邪魔になるため、無許可で広告物を設置するとのぼりが撤去される場合があります。
道路にのぼりを設置する場合、管轄する警察署に道路使用許可の申請が必要です。したがって、のぼりを設置したい場所が公道にあたるかどうかの確認が必要です。
私有地・敷地内の設置も慎重に!
公道にのぼりを設置する場合は道路使用許可が必要ですが、私有地や敷地内にのぼりを設置する場合は、道路使用許可は必要ありません。私有地などでは自由にのぼりを設置できるため、道路
交通法を意識する必要はない。
私有地や敷地内であっても歩行者や車の妨げになる場所には設置してはなりません。大きなのぼりを設置すると、敷地内であっても通路にはみ出す恐れがあります。また、風が吹いて倒れた場合は歩行者にケガをさせてしまうため、敷地内であっても適切な場所かの確認が必要です。
のぼりの「道路使用許可」の申請方法
のぼりを公道に設置したい場合は、管轄の警察署に道路使用許可を申請しましょう。道路使用許可の申請を行う際は、必要書類を最寄りの警察署に確認する必要があります。
道路使用許可を申請する場合、一般的に必要な書類は以下のとおりです。
● 現場の見取り図
● のぼりを設置する道路の地図
● 道路使用許可申請書
● のぼりのデザインのコピー
● 費用
道路使用許可に必要な書類は、自治体により異なります。事前に確認して準備を進めましょう。
のぼりを設置できない場所とは?
道路使用許可を申請しても、そもそものぼりを設置できない場所もあります。たとえば、歩行者の通行を妨げる場所や車の視界を妨げる場所などです。道路交通法は、歩行者と車の運転者を優先させた法律です。道路使用許可書があっても、これらの場所ではのぼりを設置できないため注意が必要です。
また、屋外広告物禁止区域も道路使用許可を申請しても設置できません。屋外広告物禁止区域は自治体の条例で定められており、地域によって異なります。屋外広告物禁止区域は、第一種・第二種・第三種と分かれており、ホームページなどで確認できます。のぼりを作成する前に確認しておかないと、せっかくのぼりを作成したのに設置できない場合があります。
のぼりを「道路使用許可」を取らずに設置した場合はどうなる?
道路にのぼりを設置する場合、道路使用許可がないのに設置してしまうとどうなるのでしょうか。歩行人や運転者の視界を妨げる場所にのぼりを設置した場合は、即撤去されます。撤去されるだけでなく、許可を取らず設置すると罰則が課されるケースがあります。
道路交通法第119条により、使用許可を得ず設置すると3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金になります。道路使用許可が必要なのはのぼりだけでなく、立て看板や置き看板なども同じです。
のぼりを設置する際の注意点
のぼりを設置する注意点は、いくつかあります。どのような注意点に気をつけるべきかを確認しましょう。
誇大広告に注意する
のぼりの誇大広告に注意してください。歩行者の注意をひくのぼりを作成するのは重要ですが、あまりにも大げさに表現しすぎると誇大広告とみなされクレームになる恐れがあります。誇大広告が違反とみなされると、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金が課される場合があります。
設置場所にあわせたサイズを選ぶ
のぼりを設置する場合、設置場所のサイズにあったものを作成しましょう。のぼりにはサイズがあり、適切なサイズを選ぶことで集客力を高められます。スペースが広いのに、小さなのぼりを設置すると集客効果は低くなります。
強風対策を行う
強風対策を行って、のぼりが倒れないようにしましょう。のぼりが倒れてしまうと、歩行者や車に被害が及ぶ可能性があるため、どのくらいの耐久性があるかを確認する必要があります。ポールが倒れないように、重石の重量を考えて設置しなければなりません。
また、台風などの強風の日にはのぼりを片づけましょう。風の強い日に屋外にのぼりを設置したままにすると、吹き飛ばされる可能性があります。片づける手間がかかりますが、大きなトラブルを発生させないためにも毎日片づけてください。
お手入れや保管方法を守る
のぼりのお手入れや保管方法をきちんと守ることも重要です。雨が降ったあとにのぼりをそのまま放置すると、シワになり劣化します。傷んだのぼりを設置すると逆効果になるため、汚れたり濡れたりした場合はすぐにタオルで拭きましょう。
また、シーズンが終わり長期的に保管する場合は保管場所にも注意してください。湿度の高い場所は傷みやすく、乾燥している場所に保管する必要があります。のぼりの種類によっては折りたたむと折り目がついてしまい、元にもどらない素材もあります。保管するときは、棒状のものにのぼりを巻きつけて保管するのがおすすめです。
まとめ
今回は、のぼりを道路に設置する際の道路使用許可について解説しました。道路に設置する場合、基本的には道路使用許可が必要です。のぼりの設置自体がダメな場所もあるため、設置したい場所が設置可能かを事前に確認しなければなりません。道路交通法をきちんと守って、のぼりを設置しましょう。